母は認知症らしい。同居娘の介護記録 〜引っ越しの知識 その1 保証人と緊急連絡先の問題〜

以前、家賃が私の収入の半分くらいのところに家を借り、家賃を全額私に負担させていたため、家賃が安いところへ強引に引っ越しをすることにしたと書いたが、今回はその時の話。

この時、妄想と既に認知症になりかけていたのか、母は何もできなかったので、ほぼすべてを(頓珍漢なことを言う母を説得しつつ)自分で進める必要があった。

実は賃貸に引っ越すに当たって、大きな問題があった。それは保証人。長い事、親族と疎遠になっていたこともあり、保証人を頼む相手がいなかったのだ。

しかし、昔は保証人がいないと難しかったのだが、今は家賃保証会社を使うところが増えてきたのだという。

家賃保証会社とは、入居者が家賃が払えなくなった時に、入居者に代わって家賃の立て替え払いをする会社のことをいう(後で家賃保証会社から入居者に請求が来る)。

家賃保証会社との契約は、審査を通ればできるので、正社員で一定の収入があれば大方は大丈夫なはず。自分もこれは問題なかった。

しかし、もう一つ問題があった。それは緊急連絡先。

家賃保証の問題とは別に、入居者に何かあった場合の緊急連絡先が必要なのだ。

緊急連絡先の人物の名前と住所、電話番号、生年月日を大家に届け出る必要があったので、数十年前に縁を切られた母の兄の名前を届け出ることにした(知っている血縁がそこしかなかった)。

そしたら不動産仲介会社曰く、緊急連絡先の人があまりにも高齢なので大家がゴネている、とのこと。

それを友人に相談したら、緊急連絡先として名乗りあげてくれた人がいたので、もし高齢の親族で断られてしまったら、友人の連絡先を届け出ることにしようと考えた。

しかし、幸いなことに不動産仲介会社もゴネ返してくれたらしく、最終的に高齢の親族を緊急連絡先として受け入れてくれた。

そして無事に賃貸契約が決まり引っ越しができるようになったのだが、退去の問題、転出・転入届の問題が発生することになる。それはまた今度。

☆まとめ
  • 家賃の保証人は、親族がいなくても大丈夫。今は家賃保証会社を利用しているところも多い。

  • しかし緊急連絡先は別。でも、親族でなくても友人でもOK。

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