前回に引き続き、これは母が認知症になるずっと前の話。
母が統合失調症なのか妄想性障害なのか分からないけど、どうも精神がおかしいということで、実際に何が困ったか?
一つは、お金の管理が適切にできていなかった、ということ。
父と離婚した母。母自身は仕事をしていなかったし、祖父母も会社経営を引退して長いこと経っていたので、どこから生活費や私の私立校の学費が出ているんだろう?とは思っていた。
結論。持ち家を担保にお金を借りてた。(-_-)
結果、その持ち家は売却することになってしまった。しかも2度も!
そして、持ち家の無くなった後、母は家を借りたのだが、それが東京23区内、駅から徒歩5分くらいの2LDK2階建て一軒家!
その頃母はパートを始めていたのだが、それでも母はだんだん同居の私に金銭的に依存するようになり、家賃の殆どを私が負担するようになってた。
家賃は、私の月収の半分以上だった。一般的には収入の3分の1以下が適切らしい。
なんで母はこんなに高い家賃の家を借りたのか?
聞いてみると、
「お金持ちと近々再婚する予定だったので、家を借りるのは短期間のつもりだったから。それが邪魔が入って再婚できずにずるずる来てしまった」
とのこと。
先のブログでも書いたとおり、母が再婚を予定しているというのはどう考えても辻褄の合わない話だった。
結局、そこに15年くらい住んで、最後は私が強引に賃貸アパートへの引っ越し手続きを進めることにした。
なぜもっと早く引っ越せなかったのかと言うと、それは主に2つ理由があり、
1つは、その一軒家に引っ越したときに職場から少しだけ遠くなってしまい、通勤費が増えたことで会社から文句を言われたため。
もう1つは、賃貸の保証人になってくれる親戚がいなかったため。
しかし後者に関しては解決法があった。これは後のブログで。
お金の管理のことに話を戻すと、後に社会福祉協議会へ聞きに行って分かったことなのだが、
精神疾患によって財産が管理できなくなった場合、成年後見制度によって家族が代わりに財産を管理するという方法もある。
しかしこれは医師などの第三者の介入を必要とするし、鑑定に10〜20万円の費用もかかるため、ウチは利用を断念した。
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家族が自分で財産を管理できなくなったと思ったら、成年後見制度を利用する方法がある。ただし条件や費用については要確認。
次回は母の妄想の結果、困ったことの続き。たぶん。