母は認知症らしい。同居娘の介護記録 〜精神科受診拒否 その1〜

これは、母が認知症になるずっと前の話。

母の「最近の予定があるんだけど邪魔が入っていて、テレビとかでそれをほのめかしてくる」という発言の内容が明らかにおかしいので、私が当時お世話になっていた精神科の先生に相談することにした。

私自身、母のおかしな発言とそれにまつわるトラブル、仕事の激務でおかしくなっていたので、定期的に精神科に通っていたのだ。

先生は、とてもフレンドリーな語り口で話し、紳士なルックスの方だった。

診察の時に先生に事情を話すと、まず、母の診察をしないことには始まらないので、母に診察に来てもらうようにとのことだった。

そして家に帰って母に「絶対言ってることおかしいから、精神科に行って」と言うと、母は

「私は病気じゃない!!!」

と激怒。

何度理論的に説明しても、自分は絶対病気じゃない、と言い張る。

統合失調症にしても、妄想性障害にしても、病識が欠如していることが多いのだ。

病識とは、病的な状態だと自覚・自認することを指す。

病識が欠如していると、診察に繋げるのが難しい。精神科なら人によっては偏見があるのでなおさらだ。

ただ、そのような場合は別の方法で精神科の受診につなげることができると先生からアドバイスを聞いたので、まとめてみた。

☆まとめ
  • 精神科→心療内科 に言い換えるなど、イメージを変えて言ってみる

  • 本人が困っていることからアプローチする(物忘れが増えた、周りから責められてるようでノイローゼ気味だとか)

  • 家族が困っているようなので来てほしい、という体で病院に呼び出す

  • 本人が病院に出向くのではなく訪問診療という形にする

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