母は認知症らしい。同居娘の介護記録 〜精神科受診拒否 その3〜

前回に引き続き、これは母が認知症になるずっと前の話。

母が妄想に関する何らかの精神障害を患わっているらしいということで、お金の問題に続き、母が起こした困った行動や発言についてエピソードを3つ。

まずは受験の話。

私は小学生の時に私立の中学を受験して、第一志望のそこそこ偏差値の高い学校に受かったのだが、その時母が言ったのが

「やっぱり血筋がいいから受かったのよ」

はあ?

母の兄の奥さんの遠縁(先祖?)が歴史上で有名な政治家だったらしい。その事自体はもしかしたら本当なのかもしれないが、血筋が合否に関係するような学校ではないし、そんな遠縁なんて辿らないでしょ?

なんか、なんか認識がおかしいのだ。

2つ目は、前回も書いた「再婚相手がいるのに他の人に邪魔されて再婚できない」という妄想から来ている話。

当時住んでたマンションの管理人さんがしていた大きな指輪を見て、母は

「再婚を邪魔している人から口止め料として指輪をもらって、邪魔を手伝っているに違いない、そして指輪を見せながらそれをほのめかしている」

と言ったのだ。

さらに母は、テレビ番組を見て

「出演者を通して再婚相手が結婚をほのめかしてくる、だけどプロデューサーがそれを邪魔してくる」と言ってテレビ局に抗議の手紙を書いたらしい。

母は、こういう普通では考えられない思考を元に行動をするものだから、困ってしまった。

3つ目は、私が通院していた心療内科に凸った話。

私が子どもの頃から母は、私の知らない間に、学校、私の友達の家、美容院に凸っては苦情を撒き散らすという問題行動を起こしていたらしいのだが、私が大人になってもそれは続いた。

私が通院していた心療内科をどこからか嗅ぎつけ、凸っては「ウチの娘が何を話したのか、どんな秘密を漏らしたのか」と責め立てたらしい。

おかげで私は自分の生活圏に居づらくなってしまった。

これが精神的な病気によるものだったら、服薬である程度は改善するらしいのだが、例えば統合失調症の場合は病識がない、つまり自分で病気だという自覚を持てない場合も多い。だから、通院を勧めても「自分は病気じゃない」と言い張って、なかなか治療に繋がらないのだ。

これまでのブログでも触れているが、母の場合も同様だった。

なので私は、母に精神科をいきなり受診させることは諦め、母が大病したらそのついでに先生に話して精神科の受診に繋げることを考えた。

☆まとめ
  • どうしても精神科の受診を拒否する場合、他の病気で病院にかかる時についでに受診させる方法もある(前もって先生に根回ししておくとなお可)

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